日別アーカイブ: 2016年8月20日

高血圧を治す!食事で改善・対策

健康診断で初めて血圧が高いとわかった方、中年以降の方であれば他の診察・検査でたまたま高血圧と診断された方も多いと思います。改善するためには生活習慣を変える必要がありますが、今回は ” 高血圧を食事で治す ” をご紹介します。

高血圧の原因と仕組み

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原因

運動・睡眠不足、肥満、喫煙、精神的ストレスなどがあります。高血圧は脳卒中、腎不全、虚血性心疾患などの原因となる生活習慣病のひとつで40代以降から増加する傾向があります。若い人でも主にホルモンバランスの崩れが原因で若年性高血圧になる人もいます。

仕組み・メカニズム

では 高血圧になる仕組み・メカニズムはどうなっているのか。血圧が上がる仕組みは主に以下のものがあります。

血管が狭くなる
解りやすい例でホースで水撒きする様子があります。放水の勢いを上げるためにホースの先を指でつまみますよね。出口が狭くなる分だけ勢いが増して、ホースの中は圧力が上がり負担がかかる訳です。血液の流れでいうと
・血液中の中性脂肪やコレステロールが増える
・それらが血管に溜まって詰まり血管が狭くなる⇒ホースを指でつまんだ状態
・狭くなると血液の流れが悪くなり血管を押す力が高く血圧が上がります

血液が増える
・腎臓の
疾患により尿が出せないなど、水分の排泄ができないと体中の血液の量は増え血圧が上がります。
・水分を取り過ぎると血液中の水分は増えます。つまり血液量が増えた分、体中に送り出す心臓の負担が増え血圧は上昇します。夏場は脱水症状、熱中症などの対策で水分を摂る方もいますが、摂り過ぎは心臓の負担が増えることを覚えておいてください。

血液が濃くなる
・血液中の糖分や脂質が増えることで血液ドロドロ状態になり、血液がスムーズに流れず血圧が上がります。血液ドロドロが続くと動脈硬化⇒血栓ができやすくなり脳梗塞、心筋梗塞のリスクが高まります。
・起床後、脱水症状などの時は体中の水分が不足しています。血液中の水分も減り血液ドロドロ状態になります。

体の水分量が血液・血管の状態に大きく関わっている事がお解り頂けたと思います。水分補給は生活スタイルによって異なるので一概にこれだけ摂ればよいというものではありません。就寝中はコップ一杯ほどの汗をかくといわれているので、起床後の水分補給は習慣にしたほうがよさそうです。

これらの原因、仕組みを経て以下の合併症を引き起す可能性が高まります。
・血管 ⇒ 閉館性動脈硬化症、動脈瘤、眼障害
・  脳   ⇒ 脳卒中(脳出血、脳梗塞)
・心臓 ⇒ 虚血性疾患、心肥大、心不全
・肝臓 ⇒ 肝不全
その他に高尿酸血症、高血圧緊急症、食後低血圧など。
全身に張り巡る血管だけに、多くのリスクを抱えることになります。

 

高血圧を食事で改善する!

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健全な血圧を維持するためにも、健康な血液、血管を作ることが大切。
そのためにも、日々の食事から体が元気になる栄養を摂取することが大切になります。

  • おすすめの食材

    【 野菜 】
    玉ねぎ、にんにく、パセリ、春菊、小松菜、ほうれん草、瓜系(きゅうり、なす、スイカ、メロン)、納豆、ニラ、さつま芋

    【 果物 】りんご、バナナ、パイナップル、キウイ、温州みかん、バレンシアオレンジ
    (柑橘類は一部、高血圧の処方薬と相性が良くないものがあるのでご注意)

    【 飲料 】
    緑茶、麦茶、そば茶、どくだみ茶、紅茶、コーヒー

    【 油 】
    オリーブオイル、エゴマ油、亜麻仁油

    【 その他 】
    玄米(確り発芽させましょう)、黒酢、椎茸、海藻、青魚、魚介類

高血圧には”さつまいも”  ☛  「世界に誇る、日本のスイーツ「干し芋」!炊飯ジャーがあれば簡単に作れます。」

 

避けたい食材

【 精製塩 】 長期保存可能な加工食品など
【 マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド 】 パン、菓子など
【 サラダ油 】 サラダ油で加熱調理された食品
【 酸化した油 】 作り置きした揚げ物、開封して長時間経過したスナック菓子

 

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避けたい食品① 乳製品、小麦・グルテン

避けたい食品② 油脂

 

おすすめ料理

基本は前述した食材を参考にして、できるだけ外食を控えること。
ここでは簡単にできる”お手軽レシピ”をご紹介します。

【 酢玉ねぎ、酢ニンニク 】

玉ねぎにある成分のケルセチンが腸内環境の改善・動脈硬化の予防、硫化アリルが血液をサラサラにし糖や脂肪を減らす作用があります。
ニンニクにある成分アリシンなどは血管拡張の作用があり、スコルジニンは毛細血管の拡張作用があり動脈硬化の予防が期待されます。
また、酢は血液サラサラの他に疲労回復、脂質の分解作用があり、動脈硬化、高血圧の予防におすすめです。

~レシピ~

・酢玉ねぎ

[ 材  料 ]
玉ねぎ、酢(おすすめは黒酢、りんご酢)

[ つくり方 ]
玉ねぎを食べやすい大きさにスライスして密封容器に適量を入ます。
酢を玉ねぎが全て浸るように注ぎます。
冷蔵庫で3日~7日保管すれば食べられます。
美味しく食べきるポイントとして、
3日目から食べ始め1週間以内に食べ終えるのが理想です。

ニンニク

[ 材  料 ]
ニンニク、酢(おすすめは黒酢、りんご酢)

[ つくり方 ]
ニンニクを一片ずつ皮をむいて密封容器に適量を入ます。
酢をニンニクが全て浸るように注ぎます。
冷暗所で1ヶ月保管すれば食べられます。
漬け始めてから暫くするとニンニクが青く変色しますが、食べごろになると黄金色に変化します。

次のページでは、減塩と高血圧の関係、処方薬の副作用・高血圧の基準値など医療の真実についてご紹介します。高血圧と診断されたけど健康に問題はない、と思っている人は必見です。

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